― 健康と太極拳 ― 太極拳が健康にもたらす効能(前田 育宏) | 公益社団法人日本武術太極拳連盟

新型コロナウィルスのオミクロン株が猛威をふるっています。
こんな時は室内の運動は敬遠しますが、公園で普段着で特別な準備もなく、フラーと公園に行って太極拳をやるのが最適です。
人と会う機会も少なくなりましたが、数人で一緒に太極拳をやっていると、何か言葉を超えたコミュニケションがあり、太極拳と共に人の温かみがいつまでも体に残っています。
その上健康効果が絶大です。

― 健康と太極拳 ― 太極拳が健康にもたらす効能(前田 育宏) | 公益社団法人日本武術太極拳連盟
著者プロフィール前田 育宏大阪大学医学部附属病院医療技術部略歴1962年生まれ1984年 近畿大学薬学部薬学科卒業1985年 大阪大学医学部附属病院中央臨床検査部勤務1993年 大阪大学医学部附属病院臨床検査部 主任技官2012年 大阪大学医学部附属病院医療技術部検査部門 副技師長2015年 大阪大学医学部附属病院医療...

そういう状況の中、今回寄稿するにあたって太極拳が健康にもたらす効能について、少し遡って調べてみたところ、2010年に日本衛生学雑誌という学術専門誌に「太極拳が精神的・身体的健康度に及ぼす効果」という題名の論文1)を見つけた。この論文では過去の研究成果2),3),4)を引用して、太極拳は自律神経調節機能に影響して、心拍数減少や血圧低下を及ぼし、また副交感神経応答が亢進すると言及している。自律神経は交感神経と副交感神経に大別され、これらは瞳孔、唾液腺、心臓、気管支、胃・消化管、肝臓などの臓器の機能維持に関与している。交感神経と副交感神経は互いに機能的に相反する作用を示し、例えば交感神経が刺激されると心機能が亢進されて、頻脈になって、血管も収縮して血圧が高まることになるが、逆に副交感神経が刺激されると心機能は抑制されて徐脈になり、血管も拡張して血圧は低下する。先の論文に示された心拍数減少や血圧低下というのは、まさに副交感神経が亢進した結果と言える。

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