太極拳で、脳内ネットワークを最適にする

極度な活性と、極度な緩和を相互に繰り返しながら、そのバランスを練り上げていくのが、小架式(しょうかしき)という太極拳の動き方です。龍は覚醒、虎は緩和で、その龍虎が体内で巡り合っています。これにより、脳内、太極拳では泥丸(でいがん)といいますが、ここに龍虎が巡ります。すると、年をとっても頭脳は明晰になり、本能は活性化し、創始者の張三丰のように130才を超えてもとても元気です。これはたぶん誇張だと思いますが、120才までは生きていて、太極拳などの指導を行っていたという記録が道教には残っていました。歴史にもこの事実は残っています。このように、太極拳は極度の活性と、極度の緩和を繰り返す小架式という技法で、このような効果があることをすでに知っていました。小架式は搏撃式ともいわれ、護身と戦闘にも使われる套路です。

認知症患者の脳内では、記憶や学習に関与する神経伝達物質のアセチルコリン(ACh)が枯渇している。また、興奮性神経伝達物質のグルタミン酸(Glu)が過剰に放出され、それが脳内のN-メチル-D-アスパラギン酸(NMDA)受容体に作用し、この受容体が過剰に活性化することで神経細胞が傷害されている。これらの神経伝達物質は神経間の情報の受け渡しに必要な物質であり、極端に過剰あるいは枯渇している場合、脳内のネットワークが働かなくなる。それを調整するのが、アセチルコリンエステラーゼ(AChE)阻害薬、NMDA受容体拮抗薬といった認知症治療薬である。

情報源: 神経伝達物質の極端な過不足を調整:DI Online

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